日記20210124 転生悪役令嬢

最近よく見る広告、転生したら乙女ゲーの悪役令嬢になっていたみたいな漫画。あれが気になる。
乙女ゲーということは、3次元世界の人が2次元世界に行ったということだろう。その世界に急に放り込まれて、自分の身体感覚はついていけるのだろうか。
細い腕、大きな目、産毛もすね毛も生えていない。にきびもない。足も長い。その世界で今と同じような動きをするのは難しそうだ。
膝がかくっとなったりすることもないのだろう。

3次元の美男美女に見えているとしたら、作中人物になったと気づかない可能性がある。いくら再現度の高いコスプレイヤーに囲まれても、作中に行った感じは全然しないだろう。
現実世界のイケメンと乙女ゲー内のイケメンは、イケメンの要素が全く異なるのだ。つまり、世界の見え方、感じ方が全く違うのだ。
何より創作物では「今の物語に関係ある部分」しか見せないだろうけど、自分がその世界に行ったらそのスコープが存在しない。
緊迫した会食シーンでは、肉の筋が歯に詰まってずーっと口をもごもごしている人を映さない。それがすべて並列で存在する世界で、作品を外から眺めていたときと同じ感じ方は絶対できないと思う。

これについて「じゃあディズニーランドのシンデレラについてはどう思うのか」「2.5次元について」「ピンクパンサーメリー・ポピンズは」と考えていくとかなり面白い。
しかし『カイジ』の世界に行ったらあの顎になるんだろうな。自分だと思えるかな。