日記20200524 + 覚え違いの話

久しぶりに髪を切りに行く。しばらく自分で前髪を切っただけの麗子像のような髪型をしていたが、久々に会社に行くことになってしまったので。ちょっとだけマシにしてもらう。
たこ焼きを買ってきて食べる。持ち帰って中を見てみたら、思った以上にネギが乗っていてびっくりした。生ネギがあんまり好きではないので、「健康のため」と自分を説き伏せて食べた。意外と悪くなかったので二口目からは説き伏せずに食べすすめることが出来た。

以下は今日考えていたこと。

あやまたず意味はあまねく射るまるで動物園のエイプのように

これは中澤系の短歌だけれど、私は一時期これを「意味はあまねく射るまでは」と勘違いしていた。「射るまるで」の方が圧倒的にカッコいい表現であるし、そもそも意味が違ってしまう。
私はこういう風に短歌や歌詞や文の覚え間違いをすることが非常に多い。一番多いのは歌詞で、聞いて覚えた歌詞はほとんど間違っていると言っても過言ではない。
そもそも私の認知特性がどうも「最初で7割くらいざっと捉える。好きなものに関しては何回も読んで深めていく」という風になっているようだ。本の読み方もそうで、読むのがめちゃくちゃ早いと言われるのだけれど実は6~7割くらいの文章しか読んでいないことが多い。好きな本だったらその後何回も読んで「あれ、こんな文あったんだ」と気づいてゆく感じ。みんなそうなのか私だけなのかはわからない。
閑話休題。間違って覚えていた文や歌詞のほとんどはめちゃくちゃだけれど、そっちの表現や歌詞が好きな場合も結構ある。多分自分が好きな意味や言葉に捻じ曲げているからだろう。
今日、『さらさら』の歌詞を間違って覚えていたことに気づいた。「少しでも楽しくなって 遠く知らない街から手紙が届くような」の部分を「少しでも楽しくなって飛ぶ 知らない街から(……)」と思っていたのだ。文の切れ目が変わってしまっている。でも、ファンの人から怒られそうだけど、間違っていた歌詞の方もいいな、だなんてこっそり思っている。内緒だけど。