日記20200609

文章は書いていくとうまくなるというが、このブログは全然うまくなった感じがない。自分の中の頑張り筋みたいなものがちゃんと育っていなくて、ある程度以上の強度を持った文章を書ききる前に力尽きているのがよくわかる。まあ、とりあえずは雑な文でも書き続けるのを目標にしよう……。

ギターを始めてみたい気持ちが昔から断続的に起きるのだけど、最近も来始めている。仕事中ギターの事ばかり考えていた。ちなみに中学生の頃に祖父が仕舞っていたギターを触ってみたが、チューニングが全然合っていなくて(合わせるという知識もなかった)コードがちゃんと押さえられているのかよくわからず挫折したしょぼい思い出がある。それからは全然接点なし。やるならエレキをやってみたいけど……。

行き帰りに『国境の南、太陽の西』を読む(最近村上春樹ばかり読んでいますが、そういう年頃なんです)。以下すごく飛躍した感想。

読んだときはあまり印象に残っていなかったが、主人公の人生を具体的に変化させたのはイズミである。島本さんから受けていたエネルギーは、それ単品ではこの物語を変えない。主人公の思考と行動が物語の望む方へ変化したのは、イズミとの出会いによるものだろう。
島本さんは言ってしまえば「動力」であり、物語に押し寄せる台風のようなものだ。それに対してイズミは「機械」。エネルギーを受けて実際に物語を動かす風車。面白いのは、動力と機械が直接関与しているわけではないということ。あくまで両者は主人公にしか働きかけない。『ノルウェイの森』の直子と緑の関係に近い。

……論理が飛躍して恥ずかしくなってきた。そろそろやめます。

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)