選ばない選択
使っていたハンドクリームが、いつのまにか店から消えていた。
- 出版社/メーカー: 近江兄弟社
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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これ。
前はドラッグストアやらスーパーやら、それこそどこにでもあったはずなんだけど、いつの間にか見かけなくなってしまった。まだamazonでは買えるので、注文した。
店のスペースには限りがあって、新製品は人気がなければどんどん消えていく。コンビニのアイス売り場でガリガリ君とハーゲンダッツだけが不動で、他の製品は入れ替わり立ち替わり。前美味しかったアイスはどこにいった? と思うと、amazonか楽天にある(販売中止になると二度と出会えない)。
でも、これは小売りのウリ(期せずして駄洒落になった)なのかもしれない。選択肢の狭さ、そして新製品がずっと目に入り続ける流動性(amazonで新製品探そうと思ったら結構面倒ですよね)。こだわりを持って能動的に探す製品でない場合、その「なんとなく」を後押しする店の作り方は有効だ。なんとなく新しいもの買ってみるか、試してみるかという頭を使わない思考を可能にする。商品が溢れたこの世界で、「選ばなくてもいい」というのはかなり重要なメリットだ。
ちなみに、注文したハンドクリームが届く前に使うものがないので、ニベアを買ってきた。ニベアの青缶はどこにでもありますね。……新製品ではないな。まあ、これも選ばない選択だ。