もう一皮

今日の文章は一切推敲していないので読みにくいです。後で書き直すかもしれません。

毎日のように英語の文章を読んでいる。高校のリーディングの授業なら、分かる単語が半分くらいでも、論旨をうまく繋げればなんとなく和訳できた(今考えると無茶苦茶なことしてるな)。だけど今は、内容の想像が全くできない文章を正確に理解する必要がある。勘に頼ることはできない。昔よりは格段に英語が読めるようになったけど、まだまだ足りない。

新しいことに継続して取り組んでいくと、「一皮剥ける」瞬間がある。パラダイムシフトとでも言うべき認知の変化。その一線を超えると、昨日までとは全く違う自分になる。そんな瞬間が確実にある。

一皮剥けると格段に学びは楽しくなる。だけど、そのためには地味な継続が必要で、そういう段階に入ってしまうとあまり楽しくない。しかも、勉強のレベルが上がれば上がるほど一皮剥けるステップのインターバルは長くなる。つまらない時間が多くなる。だから、大抵の場合は最低限のスキルを得たら、後は日常の中で維持していくフェイズに移りがち。身になっているという実感は得られても、「一皮剥けた!」という脳みそしびれる経験は訪れない。

脳みそがビリッと気持ちよくなる「もう一皮」を味わい続けるには、生ぬるいインターバルの中にスモールステップを作り続けるしかない。もしくは、全く新しいことをはじめるか。どちらもあまりうまくいかず、だけれど「もう一皮」の麻薬的魅力に抗いきれず、板挟みである。英語が求めるレベルにまで読めるようになることよりも「もう一皮」の経験を求めるあたり、本末転倒している。